ケアワーカーのキャリアとお金のはなし

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【iDeco】どの商品にいくら投資すればいいの?

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実際にiDecoを初めて老後の資金に備えようと決めた方がはじめに困るのが、一体どの商品に投資すれば安定的に資産を増やすことができるのかです。

iDecoってそもそも何?という方はこちらも是非読んでみてください^^

iDecoを扱う証券会社はたくさんありますが、その中で優良で低コストな商品が多いSBI証券楽天証券がおすすめです。

またSBI証券でiDecoを申し込む場合は「セレクトプラン」と「オリジナルプラン」の内、優良商品が多いセレクトプランを選んでください。

今回は商品数が非常に豊富で優良商品が多いSBI証券を例にしてご説明いたします。

投資商品の選び方(SBI証券)

SBI証券のセレクトプランには全部で36個の商品があります。

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この中で投資商品を決める基準は以下の点です。

商品を選ぶポイント!
  1. インデックスの商品を選ぶ(アクティブは×
  2. コストが低い
    2-① 買付手数料
    2-② 信託報酬(毎日支払う運用手数料)
    2-③ 信託財産留保額(解約時手数料)
  3. 許容リスクと期待リターンを決めて投資商品を組み合わせる

 1. インデックスの商品を選ぶ(アクティブは×

上の記事でも散々インデックスのメリットを語ってきましたが、投資信託(iDeco)の商品には大きく分けて2つの種類があります。
1つがインデックス、もう1つがアクティブです。

インデックス投資とは インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。 例えば、日経平均が5%上昇したら、自分の資産も同じく5%上昇するような投資方法です。

 インデックス投資がいかにメリットのある投資かはこちらも参照ください。

一方アクティブとは何かというと、日経平均の上昇よりも高いパフォーマンス目指して運用する商品のことです。

ただ現実はインデックスに勝ち続けるアクティブは存在せず、ほとんどのアクティブが負けているのが実情です。

リスクをとって高い利益を目指すのはいいですが、きちんと安定的に資産を増やしていくことが目的であればインデックスを選択しましょう。

SBI証券の商品であれば、こちらでインデックスかアクティブかを見ることが可能です。

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2. コストが低い

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投資信託にかかる手数料は大きく3種類あります。
この中で③の信託財産留保額は、商品を売却するときにかかる手数料です。しかしiDecoの場合60歳まで積み立てるのが前提で影響は少ないため、そんなに気にしなくてもいいでしょう。

2-① 買付手数料

投資信託中には購入した時の手数料がかかる商品があります。
ただ結論から言うと、SBIのiDecoは買付手数料が無料ですので、気にしなくてもいいでしょう。

SBI以外を利用している方は、購入手数料 = 損 なので購入時点から投資は負けから始まることになります。例えば積み立てで100万円分買ったとすると、買付手数料が2%だった場合2万円が手数料として取られます。

手数料が無料のものはノーロードと言われており、出来るだけノーロードを購入するようにしましょう。

長期的に積み立てると手数料も大きな額になるので、低いに越したことはありませんね。

2-② 信託報酬(毎日支払う運用手数料)

最も意識しなければならないのが、信託報酬です。

信託報酬とは投資信託を管理・運用してもらうために、商品を持っている期間ずっと支払い続ける費用。持っている資産の合計額から○%が取られる。

SBIの場合こちらで確認することができます。 

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信託報酬は、保有資産の合計額から一定額がずっと引かれるので、長期の運用をするiDecoの場合コストが大きくなってしまいます。

投資信託で利益が出ない時期はこの信託報酬のみがかかりマイナス成績になってしまいますので、手数料が低いものを選びましょう。目安は、0.2%未満のものを選ぶのがいいと思います。

 3. 許容リスクと期待リターンを決めて投資商品を組み合わせる

さて、ここまでインデックスを購入すること、また出来るだけ信託報酬が低い商品を買うことが大切だと言うことがわかりました。 

しかし上記に当てはまる商品は、それでもたくさんあります。
国内株式、国内債券、国内REIT(不動産)、海外株式...

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それぞれ期待リターンとリスクが異なるのですが、基本的に国内/海外の株式と債券に投資するとリターンとリスクのバランスが良いでしょう。

では国内の株式と債券、海外の株式と債券、どれくらいの割合で投資していけば良いでしょうか。

以下は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作っている一例です。

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左なほど安定重視で、右に行くにつれてリスクは高くなりますが期待リターンも大きくなります。

ある程度これをもとに資産配分を決めてもいいと思いますが、リスクを取る余裕があまりない場合は左の国内債権、先進国債権、国内株式、先進国株式を25%ずつの配分で投資するのが安定でいいと思います。

 

もし自分で分析もしてみたいと言う中級レベル挑戦者は下記のサイトを使ってみてください。

ここではリスク・リターンの分析と長期予想を立てることができます。

Check!  長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海

 例えば一番左のベーシック4資産型にした場合の結果はこの通りです。

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この割合で毎月23,000円積み立てると、30年後には

70%の確率で1140.7万円
50%の確率で1358.2万円
30%の確率で1617.3万円

になるみたいです。また、投資額以下の価値になる確率は7%で、安定な投資と言えるでしょう。

各資産クラス(国内/海外 × 株/債券)の配分を変えることでこれらは調整できますので、商品選択の際に利用してみてください。


最後に

以上、投資商品の選び方をお伝えしてきました。馴染みがなく少し難しい話だったかもしれませんね。
ここまで理解できるとiDecoは問題なく始められると思います。この便利なシステムですぐにでも将来の資産運用を始めましょう!

 

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