年収300万から始めるお金の貯め方の「基本」(後編)
前編は家計の収支を把握する方法、支出を減らす方法などをご紹介しました。
前編はこちら
ここからは少し専門的な知識で大きくお金を増やしていく方法をご紹介します。
以降は少し難しくなりますが、今後の人生で数千万の違いが出る可能性もあるのでしっかり勉強しておきましょう。
節税(国に税金を払わない!?)
普段何気なく企業で働いて何気なく振り込まれた給料で生活をしていると、いくら国から税金として取られているのか気にした事がない人も多いと思います。普段気にする"税"といえば消費税くらいでしょう。
しかし実際みなさんの収入からは所得税と住民税が引かれていて、収入が多くなればなるほど納税率も増えるため投資家や資産家は税金に関してはかなりシビアに節税の対策を取っています。
おおよその額は年収300万の人で約20%(60万)、400万の人で約30%(120万)です
つまりこれらの納税額を如何に少なくしながらお金を増やすかがとても大切です。
ふるさと納税
最も簡単で今すぐにでもやるべき節税方法はふるさと納税です。
数万単位で節税できる&デメリットなしなので、必ずやりましょう。
iDeco
ふるさと納税の次に優先的にやっていただきたいのはiDecoです。
こちらはふるさと納税より少し知識が必要ですが、老後の心配を払拭したいのであれば非常に重要です。
ふるさと納税が毎年数万の話なら、iDecoは今後数十年で数百万のメリットを出す方法です。
記事を順にしっかり読んでいけば概要がサクッと掴めると思うので、将来の不安を抱えたまま過ごしたくない方は必ず読んでみてください。
その他(NISA/法人設立)
他に以下のような方法がありますが、中級編ですのでまた別の機会にご説明します。
ただほとんどの方にとって、メリットとしては上の2つが圧倒的ですのでまずはふるさと納税とiDecoから始めるべきです。
- NISA
- 法人設立(会社以外からの収入もある場合)
ローン(負債)を作らない
日本の人たちは、結婚をしたら住宅を買いたがります。
一部の物件を除いてその価値は今後どんどん下がっていくにも関わらずです。
過去日本政府が国民をインフラに投資させて国の景気を良くしようとした時に、「マイホーム」を憧れの対象としてイメージ作りした事がありました。
恐らくその流れから、未だにマイホームを購入する人が後を絶たないのでしょう。
しかし、ローン(借金)をしてまで購入するべきものでしょうか?
ローンを組むということは、以降ローンを返すために休む事なく必死に働き続ける事になると言うことです。
35年間、この生活を続けるのはかなりのストレスですよね。
また住宅には管理費や修繕費もかかりますし、固定資産税に支払うことになります。
更に自然災害による破損リスクもあります。
そう、支出とリスクばかり増えてリターンがないのです。
これが理由で、私は住宅を買うことはお勧めしません。
ただ今後も価値が上がっていきそうもしくは横ばいで維持しそうな物件は投資用にも良いため購入の価値もありますが、大抵そう言う物件はかなり高額な場合が多いですし、そういう物件を見分ける能力も必要です。
それより、投資して資産を増やしていくべきです。
資産と知識への投資
投資をすると言うことは、資産を買うと言うことです。
そしてその資産からは、リターンが望めます。
例えば株の場合、ある企業の株を購入すると企業から株主に配られる配当金や、株価が上昇した時の利益です。
また投資用不動産の場合は家賃収入や、物件価値が上がった時に売却すると売却益が得られます。
長期投資による複利効果
冒頭に毎月3万円の貯金をしても2,000万円は貯まりません、と前述しましたが、例えばこれまで上に書いたことなどを実践して毎月4万円を貯金ではなく投資に回した場合、どうなるでしょう。
利回り(投資した額に対するリターン%)が3%あったとすると、30年後には2,000万円を300万も超えることになります。
どうでしょう。老後2,000万というのもあながち難しくないように感じませんか?
長期で投資してくことは複利効果を生むため、大きな成果を出しやすいんです。
ではどうやって、毎年安定した利益を得ていけばいいのでしょう。
投資信託
投資初心者におすすめするのは投資信託です。
(なんで投資家悪そうな顔をしてるんでしょうね。。)
投資信託であれば自分で運用することなく、運用のプロに任せることができます。
また投資信託にも様々な種類があり、リスクと期待リターンの度合いも様々ですが、インデックス投資を強くおすすめします。
簡単に言うと、例えばアメリカ株のインデックス投資の場合、全米平均株価に影響する大企業株(Google(Alphabet) ,Amazon ,Facebook ,Apple 他)をまとめたものがそれにあたります。
つまり資本主義経済が成長をやめない限り全米平均株価も上がり続け、インデックス投資も利益を上げ続けると言うことです。そして資本主義経済が今後も滅びることは考えにくいでしょう。
また「購入時手数料」「運用管理費用(信託報酬)」「信託財産留保額」といった各種手数料がかかるので、これらの手数料が限りなく小さい商品を慎重に選ぶ必要があります。
投資信託の選び方についてはまた別の記事で紹介する予定ですが、インデックス投資に対する理解を深めるためにはこの本がおすすめです。
投資を限りなく負けにくく進める方法
上記の投資を始めたとして、またここで頭を悩ませるのが"税金"です。
投資で得た収益に関しても合計20.315%の所得税と住民税が課されます。
せっかく出た利益から税金が取られるのは辛いですよね。
しかし、この税金を払わなくていい方法があります。
iDeco(個人型確定拠出年金)とNISA/積立NISA
制度の仕組みは詳しく別の記事で書きますが、それぞれ下記のメリットがあります。
iDecoとNISAにはざっくり上記のようなメリットがあります。
優先順位はもちろん、投資した額を年収から控除できるiDecoです。
また追ってiDecoに関する記事も書こうと思いますが、まずは資料請求して、どういうシステムなのか見てみてください。
正直デメリットはほぼない投資なので、投資はまずiDecoから、と言っても過言ではありません。
iDecoがどれだけ素晴らしい制度か、詳しくはこちらで解説しています。
おすすめは、インデックスファンドの種類(商品数)が多くコストも低いSBI証券と楽天証券です。この2社であればほぼ遜色ないでしょう。
間違っても、コストが高い他の証券会社では契約しないようにしましょうね。
まずはすぐにでも2社の資料請求をして、ご自身でも比較してみてください。
SBI証券
楽天証券
最後に
前編と後編で書いた内容以外にも、まだまだお金を増やす方法はあります。
今後も当ブログ、Twitter、Line公式アカウントで情報を配信していくので、是非キャッチアップしてみてください。
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